SwitchBot人感センサーは何ができる?わが家の使い方と設定をやさしく解説
本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。詳細は プライバシーポリシーをご覧ください。
この記事でわかること
トイレや洗面所に、手のひらサイズの小さなセンサーをひとつ置く。たったそれだけで、「入ったら照明が自動で点いて、出てしばらくすると勝手に消える」が実現する——SwitchBot人感センサーは、そんな自動化の「きっかけ役」専門のデバイスです。動体センサー、モーションセンサーと呼ばれることもありますが、正式な製品名は「SwitchBot人感センサー」です。
この記事では、この人感センサーが何を感じ取れて、何を設定できて、家の自動化のきっかけとして何に使えるかを、ひとつずつ紹介します。
- どんなデバイスか(スペック表つき)
- できること4つと、それぞれの設定のポイント
- 自動化のなかでの役割(人感センサーは「きっかけ専用」)
- よく似た機能を持つ開閉センサーの動体検知との違い・使い分け
- 各機能に「わが家では使っている?」の注釈つき(✅=使っている/⬜︎=まだ使っていない)
なお、SwitchBotには上位版の「人感センサーPro」という別製品もありますが、この記事で扱うのは無印のSwitchBot人感センサー(わが家の実機の記載で確認した型番はW1101500)です。
わが家ではこのセンサーを2台、トイレと洗面所の照明自動化に毎日使っています。その自動化の具体的な作り方・設定手順は別記事にまとめているので、この記事は「このデバイスで何ができるか」を知る入り口として読んでもらえるとうれしいです。
どんなデバイス?(買う前チェック表つき)
細かい数字は、SwitchBot公式サイトの製品ページから抜粋しました(2026年7月時点)。型番は公式ページには載っていないため、わが家の個体の記載で確認しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | W1101500(公式ページに記載がないため、わが家の実機の記載で確認) |
| 検知方式 | 赤外線(PIR)で人の動きを検知 |
| 検知範囲 | 最大9m・水平110°/垂直55°(室温25℃の実験条件による公式値) |
| 検出距離の調整 | アプリで長・中・短の3段階に調節可能 |
| 内蔵センサー | 動体(PIR)+光センサー(周囲の明るさを検知) |
| 本体サイズ・重量 | 54 × 54 × 30mm・56g(電池込み) |
| 台座サイズ・重量 | 45 × 45 × 32mm・19g |
| 電源 | 電池式 |
| 通信方式 | Bluetooth(スマホへの通知・外出先からの確認・アレクサ連携にはハブミニ等のハブが必要) |
| 動作温度・湿度 | -10℃〜60℃・20〜85%RH |
価格は通常2,980円(税込・2026年7月時点。公式セールで割引されることが頻繁にあります)。上位版の人感センサーProは4,980円で、こちらは別製品です。
付属の台座で壁や天井に貼り付けられるほか、台座にはマグネットが内蔵されていて、冷蔵庫の側面のような金属面にはそのままくっつきます。台座ごと角度を変えられるので、「検知してほしい方向」に向けて微調整できるのも便利なところです。
本体はBluetoothでつながるタイプなので、スマホへの通知や外出先からの確認、アレクサ連携まで使うなら、ハブ(センサーとインターネットの橋渡しをしてくれる機器)が必要です。わが家はハブミニと組み合わせています。
人感センサーができること4つ
機能ごとに「どういう機能か」「設定のポイント」「わが家では使っている?」をセットで紹介します。凡例は ✅=使っている/⬜︎=使っていない です。
人の「動き」を感じ取る(動体検知)
いちばん基本の機能です。人の体から出る赤外線の変化を感じ取る方式(PIR=パッシブ赤外線)で、センサーの前を人が動くと「動体を検知した」という合図を出します。届く範囲は最大9m・水平110°/垂直55°(室温25℃の実験条件による公式値・2026年7月時点、公式製品ページより)と、専用機だけあってかなり広めです。
設定のポイント:アプリで検出距離を長・中・短の3段階に調節できます(公式ページの表記では長距離・中距離・短距離)。ドアのない場所に置いて廊下の通りすがりまで拾ってしまうようなら短めに。ドアで仕切られた個室なら、いちばん広い「長」のままで大丈夫です。

わが家では ✅ トイレと洗面所に1台ずつ。検出距離はどちらも「長」のまま(アプリの表示では7〜9メートル)、部屋の内側からドアに向けて設置しています。ドアが開いて入った瞬間に検知される配置にしておくと、照明が点くまでのラグがほとんど気になりません。動きを感じたらボットが壁のスイッチを押して照明が点く、という使い方です。具体的な作り方はトイレ・洗面所の照明自動化の記事でどうぞ
「人がいなくなった」もわかる(動体なしの検知)
動きを感じることの裏返しで、「一定時間、動きがない」ことも自動化のきっかけにできます。これが照明の消し忘れ対策の主役です。「人がいなくなって○分たったら照明を消す」という自動化が作れます。
設定のポイント:何分で「無人」とみなすかを、部屋の使い方に合わせて決めるのがコツです。短すぎると中に人がいるのに消えてしまい、長すぎると消し忘れ対策の効果が薄れます。
わが家では ✅ トイレは動体なし3分、洗面所は動体なし5分で照明が自動OFFになる設定です。部屋ごとに滞在時間の傾向が違うので、時間も変えています
周りの「明るさ」を感じ取る(光センサー)
本体には光センサーも内蔵されていて、周囲が明るいか暗いかを検知できます。動体検知と組み合わせて「暗いときに動きを感じたら照明を点ける」のように、明るさで自動化を絞り込めます。昼間は照明がいらない窓のある部屋で活きる機能です(公式ページによると、明るさと連動した照明の自動化にはハブミニ/ハブ2等のハブが必要です)。
設定のポイント:自動化の条件に明るさを追加するイメージです。逆に、窓のない部屋なら明るさ条件は不要なので、無理に使わなくても大丈夫です。
わが家では ⬜︎ まだ使っていません。トイレ・洗面所とも動体検知だけで足りています
スマホに知らせる・外出先から確認する(通知)
ハブと組み合わせると、動きを検知したときにスマホへプッシュ通知を送ったり、外出先からセンサーの状態を確認したりできます。留守中に家の中で動きがあったら知らせてもらう、といった防犯・見守り的な使い方ができる機能です。アレクサとの連携にもハブが必要です。
設定のポイント:ハブとの連携が前提です。アプリの通知設定から、知らせてほしい条件をオンにします。
わが家では ⬜︎ まだ使っていません。いまのところ照明の自動化専任です
自動化のなかでの役割:人感センサーは「きっかけ専用」
SwitchBotアプリには「シーン」「オートメーション」という、「この合図が来たら、これを実行する」という組み合わせを登録しておく機能があります。人感センサーがきっかけ(アプリでは「条件」と呼ばれます)として出せる合図を一覧にしました。
| きっかけ | いつ動く? | こんな使い方ができる | わが家では |
|---|---|---|---|
| 動きを感じたとき(アプリでは「動体検出」) | センサーの前で人が動いた瞬間 | 照明の自動ON(人感ライト化) | ✅ トイレ・洗面所の照明ON |
| 動きがない状態が続いたとき(アプリでは「◯分内に動体未検出」) | 設定した時間、動きがなかったとき | 照明の自動OFF(消し忘れ対策) | ✅ トイレ3分・洗面所5分でOFF |
| 明るさの変化 | 周囲が暗くなった/明るくなったとき | 暗いときだけ点ける等の絞り込み | ⬜︎ |
押さえてほしいポイントは2つです。
- 人感センサーは「動かされる側」にはなれない。照明やカーテンのように「シーンやオートメーションから操作されるデバイス」ではなく、あくまで合図を出す側の専門です。センサー自身は照明を点けられないので、実際に照明を操作してくれる相棒が必要になります。わが家の相棒は、壁スイッチを物理的に押してくれるボットです。リモコン式のシーリングライトなら、ハブミニの赤外線で照明を操作する組み合わせも作れます
- スマホ通知・外出先からの確認・アレクサ連携にはハブが必要。一方、近くのSwitchBotデバイスを動かすだけなら、Bluetoothで直結するローカル連携という方式があり、ハブなしでも自動化が動きます。わが家のトイレ・洗面所はこの方式で、クラウドを介さないぶん反応も速めです


開閉センサーの「動体検知」との違い・使い分け
「動きを感じるセンサーなら、開閉センサーにも付いていなかったっけ?」と気づいた人は鋭いです。そのとおりで、SwitchBot開閉センサーにもモーションセンサーが内蔵されていて、実はわが家の玄関前では、開閉センサーの動体検知を朝5時〜8時だけ有効にして居間の照明ONに使っています。人感センサーとどう違うのか、比べてみます。
| 項目 | 人感センサー | 開閉センサーの動体検知 |
|---|---|---|
| 検知範囲 | 最大9m・水平110°/垂直55° | 最大5m・水平90°/垂直55° |
| 検出距離の調整 | アプリで長・中・短の3段階 | — |
| 置き場所 | 台座で壁・天井・棚の上など自由(マグネットで金属面にも) | ドアや窓に貼るのが前提 |
| 動体検知以外の機能 | 明るさ検知 | 開閉検知・アクションボタン・明るさ検知 |
※人感センサーの数値は公式製品ページ(2026年7月時点)、開閉センサーの数値は開閉センサーの記事で紹介した取扱説明書の値です。いずれも室温25℃の実験条件による値です。
使い分けの目安はシンプルです。
- ドアの近くの動きを拾いたい → 開閉センサーがすでにあるなら、内蔵の動体検知で足りることが多いです。わが家の玄関前がまさにこれで、ドアの開閉検知・外出ボタンと1台3役で働いてもらっています
- ドアから離れた場所や部屋の中の動きを拾いたい → 置き場所が自由で検知範囲も広い人感センサーの出番です。わが家のトイレ・洗面所がこちらです
買う前に知っておいてほしいこと
- 単体でできることは限られます。本体はBluetooth接続なので、スマホへの通知・外出先からの確認・アレクサ連携にはハブミニ等のハブが必要です。また、照明そのものを操作する機能はないため、ボットやハブなど「動かされる側」のデバイスと組み合わせてはじめて自動化が完成します
- 電池式・貼り付け台座つきなので、賃貸でも設置しやすいです。配線工事は不要で、マグネット内蔵の台座は金属面にそのまま付き、角度調整もできます
- じっとしていると「無人」扱いされることがあります。PIR方式は「動き」を感じ取る仕組みなので、その場でずっと静止していると検知が途切れることがあります。自動OFFまでの時間は、短くしすぎず少し余裕を持たせるのがおすすめです
- ペットのいる家は誤検知に注意。人感センサーは人とペットを区別しないため、ペットの動きでも反応します。公式サイトにはペット飼育家庭向けの設置ガイドがあり、設置する高さを工夫したり逆さまに設置したりする対策が紹介されています(2026年7月時点、公式製品ページより)。わが家にもペットがいますが、センサーをドアで仕切られたトイレ・洗面所の内側に置いているため、半年ほどの運用でペットによる誤検知は起きていません。ドアの内側に置くのは、シンプルですが効果的なペット対策です
まとめ
- SwitchBot人感センサーが自動化のきっかけにできるのは動き・動きなし・明るさの3種類。合図を出す側の専門で、「動かされる側」にはなれない
- 動きを感じて点けるだけでなく、動きがなくなったら消すが作れるのが消し忘れ対策の要。わが家はトイレ3分・洗面所5分の自動OFFで運用中
- 実際に照明を動かす相棒(わが家はボット)と、自動化をつなぐハブとのセットで真価を発揮する
- ドアの近くなら開閉センサー内蔵の動体検知という選択肢もある。部屋の中で自由に置きたいなら人感センサー
わが家のトイレ・洗面所での具体的な設定手順と使い心地は、トイレ・洗面所の照明自動化の記事で紹介しています。「消し忘れをなくしたい」が動機なら、このセンサーはかなり手堅い1台だと思います。